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2013年1月

2013年1月31日 (木)

いらぬ知恵

週に一度の日中一時支援。

ところが、施設内でインフルエンザ流行ということで、
今週は急遽キャンセルに。
プチパニック気味のTURに、
最近、清水の舞台を飛び降りる思いで買った高圧洗浄機を見せ、
「洗車しようか?」と聞くと、にっこりと笑顔。
あーでもない、こーでもないと言いながら二人で楽しく洗車。
ところが、そろそろ片付けという時に
「僕はテレビを見ないといけないから。」と
当然の権利のように部屋に入ろうとするTUR。
ちょ、ちょっとぉ、片付けまでが洗車作業でしょうがーっ!
「いや、僕はテレビを見ないといけないから。」
いや、いや、いや・・・・
しばらく説得したのだが、要領を得ず、
「じゃ、お父さんに電話して聞いてみようよ。」と言うと、
「お父さんは、『片付けんならもう洗車はせんでいい!』と言います。
だから、僕はもう洗車はしません。テレビを見る。」と言う返事。
・・・どうやら、いらぬ知恵はついてきたようだな。
ってか、お父さんのその台詞を予想できるって事は、
『片付けまで洗車』ということは充分わかってるんじゃん!!

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憂鬱な季節。

私的には大変憂鬱な季節がやってきた。

もう最後の最後だから告白するが、
SUEの合唱団定期演奏会の
パンフレットに載せる広告依頼の季節である。
もちろん保護者が一丸となって広告を集めるわけだが、
これが例年苦になってしかたがないのだ。
そして、イヌ氏に相談するのだが、
これがまた、けんもほろろな返事しかなく、
最終的には必ず陰険なケンカに。
「だから、最初から協力は一切しないとあれほど・・・」
「子どものために、できることをしてくれても・・・」

「いやなら辞めろッ!自分は最初から反対してた。」
「子どもが続けたいと言ってるのに
親がどうして応援してあげられない・・・」
「続けても利点はない。」
論点は少しずつずれ、
終いには合唱団自体を続けるかどうかみたいな話に・・・。

それは、SUEのいないところで起こるケンカだけど、
続けるか続けないかなんて、親の都合じゃなくて本人の意思でしょ。
しかも、今年は最後の年だよー。何を今更・・・
・・・ってな感じで、毎年この時期、軽くノイローゼ状態。

前向きになりたくても、胸はずっとつまってる感じで、気持ちも塞ぐ。

ああ、こんな事をもう9回め。
それでも、これさえ終われば、
あとは定演に向けて迷わずGO!なのだから、

そして、来年はもうこの悩みからはおさらばなのだから、
・・・何とか乗り切らなければ・・・。
広告依頼、他の方々は苦にならず行えるのだろうか。
みんな、すごいなぁー。

私は毎度、友達や信頼関係を崩す勢い。
一段落するまでひとときも忘れることなく夢にまで見る。
誰かにコツを教えてもらいたい・・・。いやマジで。

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2013年1月28日 (月)

イヌ氏への対処法。

イヌ氏の声はでかい。

その上、感情表現が割と大きなタイプ。
なので、本人は絶対にそんなことはないというのだが、
叱るときは非常に高圧的で怖いのである。
言葉の選び具合もなんだかねぇ・・・・。
言われる側としては、何でわざわざそんな言葉を・・・という感じ。
しかも、何が彼の逆鱗に触れるのかわからない。
まさに地雷である。
私は立場として同じだし、慣れているし、
ひるんだら負けだと思っているのでいいのだが、
子どもたちにとってはいつ怒鳴られるか、
何が怒らせるかの予測は難しく、
大きな声が苦手なSUE、
唐突な出来事が苦手なTUR、
どちらにとっても、おそらく恐怖だったろうと思うのだ。
そのたびに私は間に入ったり、宥めたり、フォローしたりするのだが、
私が父の威厳を邪魔していると感じているらしく、
叱る途中で私が何かチャチャを入れるのが気にくわない様子。
それがまた、怒りに拍車をかけることも多々あり、
このあたりがの調整が難しい・・・
仮にひどく怒っているのではないとしても、
普通のしかり方からして、かなり声を荒げるので
そのフォローはけっこう大変なのだ。
普段は楽しくておもしろくて明るい父なのだけれど。
ちなみに私はというと、怒るとどんどん静かになるタイプ。
言葉もどんどん敬語になるし、
無口になるか、言葉を口に出すと静かに冷たく話す感じかも。
怒って無くても、注意は基本敬語だし。
両親のこのギャップ・・・・TURにはわかりづらい環境だっただろうね。
いままでイヌ氏には彼の叱り方、起こり方を、
私たちがどう感じているか話したことは何度もあるのだが、
自分は怒ってないし、怒鳴ってない。
そんなに激しく言ってないというばかりで聞く耳持たず。
でも、感じてる方はそうなんだってば。
TURもSUEもお父さんの怒鳴り声を恐れてるのは明らかなのに。
最近、TURはSUEのことも少し怖がっていて、
素っ気ない態度や、大きな声を出すSUEに「SUEちゃん怒ってますか?」と。
いや、彼女はああいう人で、怒ってるわけじゃないんだよ。
言い返せば逆ギレするけども、ちゃんと考えていてあとできちんと改めてる。
ン・・・?あれ。SUEって父親にそっくりなんじゃない?
昨日、仕事から帰るとゲームをしていたTUR。
「風呂は入れたんか?はよ入れてこいっ!」と促すイヌ氏に
「お手伝いしてくれるんだから、
『お風呂入れてきてね。ありがとう。』でいいんじゃない?」というと
「入れてないけん、入れてこいと言っただけ。」やはり不満そう。
お風呂を洗いに行くのにWiiUをついそのあたりの床に置いたTUR。
さらに
「こらーっ!お前どこに置きよんのかっ!
それで、前もゲーム踏んで壊したんやろうが~ッ!!」と怒号が響く。
びっくりして片付け、急いで風呂掃除に逃げるTUR。
「そんなに大きな声でどならんでもいいやん。」というと
「おれは怒鳴ってないっ!あいつが床に置きっぱなしにしたから…」
「大きな声で教えたら、
声にびっくりして何を教えてもらったか全然頭に残らんよ。
『床に置いていたら、前みたいにゲームを踏み割ってしまうよ。
ゲームは床にはおかずに棚の上に置きなさい。』
って言ったほうが、TURにわかりやすく通じるよ。」
というと、静かになったイヌ氏。
なるほど~~、SUEへの対応と同じでよかったのかー。
私はずっとイヌ氏の威圧に負けまい負けまいとして、
逆に怒りを大きくさせていたか。
何十年も気づかずにいつもこんな調子だったのに、
今になってSUEを通してイヌ氏の怒りへの対処を知るなんて…
子どもってなんて偉大なんだ~~っ!!!
SUEよ、ありがとう。

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就労先内定!

年あけて、新学期早々にTURの追加実習。

この時期の実習なので、
もちろん、はっきりとその実習先への就労を意識した実習である。

昨年秋の実習に訪れた、
隣県のきのこの栽培・収穫業務を行う継続支援A型施設。
前回の実習時は支援員の方がつきっきりで支援してくださったが、
実際の仕事の場面ではこうはいかないので、
もう一度、実際に仕事をする時に近い環境で、
具体的な就労を視野に入れた実習を行いたいという実習先の要望だ。
慣れてくると対人関係のトラブルが増えるTUR。
何かとてつもない事をしでかすなよーと思いつつの、
2週間みっちりの実習だった。
実習終了日に即日、実習先と学校との評価があり、何とか就労内定。
周りがどんどん決まっていく中で、ようやくスタート地点が見えてきた。
(ゴールじゃなくてスタートね。)

本人の希望は料理に携わる仕事。
うちの店は絶対にいやだという。
それは私も同じ。
家でもちょっとしたことにいちいち怒鳴られるのに(イヌ氏に)
職場でもそれではあまりにも気の毒。
何より、親と四六時中一緒なんて、私だっていやだもの。
かといって、料理の仕事なんてそうそう希望に合うところはない。
既存の企業から簡単に求人はない。
新しいものを立ち上げるにしても、
地域的にも人口に対してあまりにも飲食関連の多い地域、
それでもなお、次々と新しい飲食店ができていく中、
生き残りは簡単なことではない。
例え障がい者施設だとしても、
障がい者が作るという売りだけでは何のインパクトもなく、
もっと周囲に負けない歴然とした特徴が無ければ

将来性は見込めない。
・・・そんなことをTURに説明するのは難しく、
とにかく求人がなければ無理なんだよとは言ったけれども、
本人がどの程度受け止めているのか・・・。
実習中ももちろん、そこが就労先になる可能性が高いことは
納得しているはずであったが、
「4月から○○でお仕事がんばれそう?」と聞くと
「がんばりますっ!」と元気よく言ったと思えば
翌日には「わかりません。」という答え。
揺れ動いているのか、
それとも本当に先のことはわからないと思っているのか。
いずれにしても、とにかく4月からはここで働くことは決定。
あとはいかに生活のモチベーションを上げて行くかだ。
1日1日を充実して過ごせるようにが最初の目標。
それから、一人でできることを増やす。
そして、親元を離れる。
その間に、もしくはそのあとに、
本人の希望が変わるかもしれないし、変わらないかもしれない。
実力も今とは変わっているだろうし、
かなうチャンスがあれば、そのときに考えていこうと思う。

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