イヌ氏への対処法。
イヌ氏の声はでかい。
その上、感情表現が割と大きなタイプ。
なので、本人は絶対にそんなことはないというのだが、
叱るときは非常に高圧的で怖いのである。
言葉の選び具合もなんだかねぇ・・・・。
言われる側としては、何でわざわざそんな言葉を・・・という感じ。
しかも、何が彼の逆鱗に触れるのかわからない。
まさに地雷である。
私は立場として同じだし、慣れているし、
ひるんだら負けだと思っているのでいいのだが、
子どもたちにとってはいつ怒鳴られるか、
何が怒らせるかの予測は難しく、
大きな声が苦手なSUE、
唐突な出来事が苦手なTUR、
どちらにとっても、おそらく恐怖だったろうと思うのだ。
そのたびに私は間に入ったり、宥めたり、フォローしたりするのだが、
私が父の威厳を邪魔していると感じているらしく、
叱る途中で私が何かチャチャを入れるのが気にくわない様子。
それがまた、怒りに拍車をかけることも多々あり、
このあたりがの調整が難しい・・・
仮にひどく怒っているのではないとしても、
普通のしかり方からして、かなり声を荒げるので
そのフォローはけっこう大変なのだ。
普段は楽しくておもしろくて明るい父なのだけれど。
ちなみに私はというと、怒るとどんどん静かになるタイプ。
言葉もどんどん敬語になるし、
無口になるか、言葉を口に出すと静かに冷たく話す感じかも。
怒って無くても、注意は基本敬語だし。
両親のこのギャップ・・・・TURにはわかりづらい環境だっただろうね。
いままでイヌ氏には彼の叱り方、起こり方を、
私たちがどう感じているか話したことは何度もあるのだが、
自分は怒ってないし、怒鳴ってない。
そんなに激しく言ってないというばかりで聞く耳持たず。
でも、感じてる方はそうなんだってば。
TURもSUEもお父さんの怒鳴り声を恐れてるのは明らかなのに。
最近、TURはSUEのことも少し怖がっていて、
素っ気ない態度や、大きな声を出すSUEに「SUEちゃん怒ってますか?」と。
いや、彼女はああいう人で、怒ってるわけじゃないんだよ。
言い返せば逆ギレするけども、ちゃんと考えていてあとできちんと改めてる。
ン・・・?あれ。SUEって父親にそっくりなんじゃない?
昨日、仕事から帰るとゲームをしていたTUR。
「風呂は入れたんか?はよ入れてこいっ!」と促すイヌ氏に
「お手伝いしてくれるんだから、
『お風呂入れてきてね。ありがとう。』でいいんじゃない?」というと
「入れてないけん、入れてこいと言っただけ。」やはり不満そう。
お風呂を洗いに行くのにWiiUをついそのあたりの床に置いたTUR。
さらに
「こらーっ!お前どこに置きよんのかっ!
それで、前もゲーム踏んで壊したんやろうが~ッ!!」と怒号が響く。
びっくりして片付け、急いで風呂掃除に逃げるTUR。
「そんなに大きな声でどならんでもいいやん。」というと
「おれは怒鳴ってないっ!あいつが床に置きっぱなしにしたから…」
「大きな声で教えたら、
声にびっくりして何を教えてもらったか全然頭に残らんよ。
『床に置いていたら、前みたいにゲームを踏み割ってしまうよ。
ゲームは床にはおかずに棚の上に置きなさい。』
って言ったほうが、TURにわかりやすく通じるよ。」
というと、静かになったイヌ氏。
なるほど~~、SUEへの対応と同じでよかったのかー。
私はずっとイヌ氏の威圧に負けまい負けまいとして、
逆に怒りを大きくさせていたか。
何十年も気づかずにいつもこんな調子だったのに、
今になってSUEを通してイヌ氏の怒りへの対処を知るなんて…
子どもってなんて偉大なんだ~~っ!!!
SUEよ、ありがとう。
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