就労先内定!
年あけて、新学期早々にTURの追加実習。
この時期の実習なので、
もちろん、はっきりとその実習先への就労を意識した実習である。
昨年秋の実習に訪れた、
隣県のきのこの栽培・収穫業務を行う継続支援A型施設。
前回の実習時は支援員の方がつきっきりで支援してくださったが、
実際の仕事の場面ではこうはいかないので、
もう一度、実際に仕事をする時に近い環境で、
具体的な就労を視野に入れた実習を行いたいという実習先の要望だ。
慣れてくると対人関係のトラブルが増えるTUR。
何かとてつもない事をしでかすなよーと思いつつの、
2週間みっちりの実習だった。
実習終了日に即日、実習先と学校との評価があり、何とか就労内定。
周りがどんどん決まっていく中で、ようやくスタート地点が見えてきた。
(ゴールじゃなくてスタートね。)
本人の希望は料理に携わる仕事。
うちの店は絶対にいやだという。
それは私も同じ。
家でもちょっとしたことにいちいち怒鳴られるのに(イヌ氏に)
職場でもそれではあまりにも気の毒。
何より、親と四六時中一緒なんて、私だっていやだもの。
かといって、料理の仕事なんてそうそう希望に合うところはない。
既存の企業から簡単に求人はない。
新しいものを立ち上げるにしても、
地域的にも人口に対してあまりにも飲食関連の多い地域、
それでもなお、次々と新しい飲食店ができていく中、
生き残りは簡単なことではない。
例え障がい者施設だとしても、
障がい者が作るという売りだけでは何のインパクトもなく、
もっと周囲に負けない歴然とした特徴が無ければ
将来性は見込めない。
将来性は見込めない。
・・・そんなことをTURに説明するのは難しく、
とにかく求人がなければ無理なんだよとは言ったけれども、
本人がどの程度受け止めているのか・・・。
実習中ももちろん、そこが就労先になる可能性が高いことは
納得しているはずであったが、
「4月から○○でお仕事がんばれそう?」と聞くと
「がんばりますっ!」と元気よく言ったと思えば
翌日には「わかりません。」という答え。
揺れ動いているのか、
それとも本当に先のことはわからないと思っているのか。
いずれにしても、とにかく4月からはここで働くことは決定。
あとはいかに生活のモチベーションを上げて行くかだ。
1日1日を充実して過ごせるようにが最初の目標。
それから、一人でできることを増やす。
そして、親元を離れる。
その間に、もしくはそのあとに、
本人の希望が変わるかもしれないし、変わらないかもしれない。
実力も今とは変わっているだろうし、
かなうチャンスがあれば、そのときに考えていこうと思う。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント